蝶の夢を見る

大切な人が死んでしまいました。急なことで、自分の中の言葉が当てはまらないほど深く混乱しています。前と後ではなにもかもが変わってしまった。もう私の悲しみを無条件に受け止めてくれる人はいない。もう静かに私を愛してくれる人はいなくなってしまったんだなと思う。

自分の生き方が曖昧になった。今まで自分が真剣に考えてきた社会やアートに関することが全てもうどうでもいいことになった。もうそれらは道端の石ころ、飲みきれないコーラ、サイズの合わない靴。本当に死んでしまったんだね、今日誰もいない家を思い出して、納得をした。

 

あなたに会いたい、変わらない冷たさでぼんやりさせて

こんなどうにもならない胸のつかえも、あなたに会えば忘れてしまえる