2018-01-01から1年間の記事一覧

宛名のない期待

外の匂いが冴えざえとしてきて、肺に落ちると銀河色に輝いて底に沈みます。今は春か夏か、それとも別の何かに挟まれた名前のない時間の流れか。毛細血管の隅々まで群青色の組成式がゆきわたるがために、明日のさよならは偽薬と同じ。 流星を見たくて首を痛め…

冷え性夜明け前

2分で良いから話さなければならないと思ったのは後にも先にもあの時だけだった。腹の中からじくじくと焼かれるような激しい嫉妬だった。それはあまりにも記念碑的で、いつまでもいつまでもその滓のようなものが自分の内面に漂っているような気がする。 あな…

バラ色の日々よ

LINEの履歴が一気に消えて、そんなことでじんわり悲しくて、1日気分が良くなかった 文字でのやり取りの方にむしろ本音や自分の理想が詰め込まれている気がする。でもいろんなことが分からない。この人は何を言っているのか、何を目的としているのか、自分は…