バラ色の日々よ

LINEの履歴が一気に消えて、そんなことでじんわり悲しくて、1日気分が良くなかった 文字でのやり取りの方にむしろ本音や自分の理想が詰め込まれている気がする。でもいろんなことが分からない。この人は何を言っているのか、何を目的としているのか、自分はどう振舞うべきなのか…

なんか書きたいことはこんなことじゃないはずなのに、こんなことはどうだっていいことなのに。もっと良いことが書きたい。もっと書くべきことがあるはずで、私はこんなことをしている場合じゃないんだって気がしてくる。散らかった思想ばかりを繰り返すので、文章も散らかってくる。最近自分の話が壁打ちと同じだと友人に指摘されて、まぁそれは独り言みたいなものだから、それでいいんだけど、他人に対して自分の発話が壁打ちになっていたらいやだなぁと思った。

 

 

昨日の夜書いたことが、昨日の夜の空気を纏ったまま、私を見つめ返す。本当に悲しいくらい凡庸な人間だ私は。誰の真似事をしているか、心の中では分かっているんだ。私淑は痛々しい。憧れは芋臭い。わたしのアイデンティティはどこにあるか。

貴方は初めて会った時からずっと不謹慎で、面白くて、計画性がなくて、なにか初期衝動を抱えたまま小走りしている。私の知らないことを山のように抱えて、それを散らかしたままで、受け入れも拒絶もせず、私が面白い時だけ二人で加速してくれる。いつでも私の指針でいて、でも時折見せるわがままやごねる姿は年下の後輩のようでもある。憧れと軽蔑と尊敬とが強烈に混じり合う、ちぐはぐな想いがどんどん……

 

貴方は私のものさし 貴方はわたしの基盤 あなたはわたしの見うる地平線すべて

 

最近寒いですね、先日の雪は大丈夫でしたか?すぐ喉を傷めるきらいがあるから、気を付けて。お酒を飲みすぎないように。言えなかった言葉や伝わらなかった思いが、ふとした時に身を切るような痛みに代わって迫りくる。

 

ずっと春も夏も秋も冬も好きで嫌いだと思ってたけど、多分冬が一等好きだ。誰かと出会うのも、誰かと別れるのも、思い返せば冬が多くて、夏に出会った人とはなんだか思い出せないうちに関係が潰えている。実家で思い出すのも、高校生活で思い出すのも、冬の刺されるような寒さの中で見上げた星空の、落ちてきそうな不気味さと美しさで、何かにつけ冬は思い出深いんだなって最近思い至った。

 

朝が寒くて、夜ももちろん寒いし、兎角暮らしにくくはあるんだけど、誰かと会えばお互い息は白くて体温は奪い合うのではなく分かち合っている感覚で良い。そういう他人の体温のせいで余計にさびしくなったりもするけど、そんなの寒いせいだからって、冬に責任転嫁して。人は優しい。選ばれないのはある意味恍惚でもある。私は君に選ばれなくなっても、それでも全然いい。人に優しくありたい。一体だれがすきなのか、人を好きになったりしているのか、それに優先順位がもちろんついているとして、私は欄外か。そう問い詰めて、終わらせてもいいと、最近になって思うようになった。釣り合わない感情で不幸になりたい、不幸になりたくない。

 

 

 All my バラ色の日々よ

あなたと過ごした永遠

幸せも悲しみも すべてがそこにあった

 

どんなときでも大丈夫だって

強く手を握りしめてくれるたび

どれくらい愛を返せてたかな

 

MAX『バラ色の日々』