午後2時6分

忘れるということを、意識的にしようとするのは不毛です。

精神に突き刺さるような出会いもだんだんと色褪せていくし

それを食い止めることは不可能なんだ。

 

唇が切れるくらい笑ったり、姿を見ると息が出来なくなるくらい胸がつまったり、そういうスマッシュヒット的な出会いだったはずなのに。少なくとも私の中では。

出会ってからまばたきをしていた時間を返してほしいと思うくらいに、抵抗のしようもなく落とされていったのに。