12番線

夏より秋の方が好きだって思うけど、冬も悪くないなって思ったりもする。車を手に入れてもどこにも行けない日々で、これはお弁当の本を買ったのにお弁当を作れないのに似ているんだ。怠惰と安堵。

自分のやりたいことが、どんどん正しい解釈をされていってしまう恐怖を感じています。わたしは正しくないしどこにも貢献したくないのに、みんなみんな正しい倫理を!って求めるせいで、うっかり正しい振る舞いをしてしまう。キャラに徹することが出来ないんだね。ださすぎる。

私は自分が優れていないことが分かる。可愛くないのが分かる。私のどの部分も求められていないことが分かる。細くないってことが分かる。馬鹿だってことが分かる。でも私は私が優れているってある面では言いたいし、私が一番新しいんだと言いたい。私はデュシャンになれるし、なれると思いたい自分を肯定したい。行動しつづけることでだれもかれもを殴りたい。これこそが暴力革命なんだと、声を大にして言いたい。

 

今年ははじめてクリスマスを休みにしたので、誰にも会わないで一日過ごして本当に嬉しかった。「どうせ彼氏いないんだからバイト出きてみんなで過ごそうよ~」とかそういう善意は、”ひとりは可哀想”という偏見と腐った仲間意識から来ているってことにもう私は二年前から気が付いてた。でも無意識に考えないようにして「差別意識きらい」を「クリスマスきらい」って、勘違いさせられてた。私はクリスマスきらいな私じゃなかったはずなのに、すっかりそんなこと忘れちゃってて、でも今年思い出した。

 私は自分の好きなものを好きだと思える私を奪い返したんだ。

 

年明けにスヌーピーミュージアム行きたい。きれいなものをみたい。おいしいものを食べたい。ひとりでも