血がにじむ

続きにならないで一つ一つ終わっていく関係がやりきれない。人に何か望んでも人からは望まれない。
所有されたい思いがあるけど渡されることはない。誤解して妄想して、もらったような気持ちになっているだけだ。満たされた思いがあるのは私ばっかりなのではないかと辛い。ずっと眠くて、どちらかが寝返るたびに片方が起きちゃう不器用な関係。寒いと言えないのも始まる前も終わった後も触れないのも、名前を呼んで返事をもらっても好きだと言えない理由なんて明確にない。ただ拒絶が恐ろしい。


こんなままじゃだめだ。もっと逃げ切らなきゃだめだ。背中を見せて走り抜けなければ本当の幸福にはたどり着けないのだ。尖り続けていなくちゃ。自分な快楽のために何かを刺して、血が流れる深い傷を負わせるのはいけないこと?


神経や思想や破壊衝動や性欲にも、鬱血痕がついてくれたら、さびしくならなくてすむのに!革命路線にしか希望はない